2013年10月25日
風呂から上がり陽月の二階から石畳の通りを見下ろしていたら流線型のヘルメットをかぶった三人の外国人が自転車を降りて楽しそうに写真を撮り合っている。
2013年4月25日
僕のそばにずっと一本のギターがある。かれこれ45年。
2012年12月26日
午前零時過ぎて携帯電話の呼び出し音がけたたましく鳴った。驚いて着信者を見ると古い友人のケイラ君だった。
2012年10月15日
「なんか自慢話聞かせて」
「自慢話ですかぁ……」
グロスマスターKは急に仕事をするふりをしながら黙ってしまった。
2012年7月28日
点滴スタンドをうまく操縦するにもこつがいる。なぜなら僕のだけキャスターが三つしかついてなかったからだ。でもそれを片手で押して歩くのも随分上手くなった。
2012年5月12日
「えーと、まあ、当日行こうかな……」
僕の心の目にはワークショップが大失敗に終わって受講者の前でうなだれている僕の姿がくっきりと,ありありと見えた。
2012年1月30日
且つて日本を代表するビッグバンドのシャープアンドフラッツのリーダーであった原信夫はかなりの癇癪持ちであったらしい。
2011年10月31日
「ボン!」と派手な音がしてグロスマスターKが飛び跳ねた。こっちを見た目が怯えている。
2011年8月11日
犬のウンコを踏んだ。何と久し振りのことであろう。数十年前最後に犬のウンコを踏んだのがいつであったか、もはや記憶にはない。
2011年5月20日
人間はこの体質から自由にはなれないのだろうか。もちろん時に人はそれで救われ、優しくもなれるのだからその「あの人と比べて」式の方法を全く否定する気はないのだがこと幸せに関してはそれだけではわからないことが多すぎる気がするのです。ということで今回は僕の幸福論。